思いがけない遠方から、おまかせのご注文を頂きます！
お皿の額装は受注をしている店が少ない様子で、遠方からのご注文が多くなっています
地元のお客様だけではご注文数が限られているだけに、ネットで捜し物が出来る時代になってから遠方からのご注文が増え、お作りする機会が急に増えました。
額装は、経験の積み重ねが次の良い仕事につながります
お皿のようにあまり額縁に入れる習慣の無いものの額装は、楽しみな仕事の一つです。
お皿の個性を引き立てるためには、お皿のボリュームに合った額装が必要です
お皿は様々な表情を持っています。
色、絵柄、質感、肉厚、深さなどが異なるので、それぞれのボリュームにマッチしたフレーム選びが大切です。
「厚み」が有るのも特徴です。深さのあるフレームを選ぶか、浅いフレームには足を付け足してBOX構造にします。深さのあるフレームは、シンプルなデザインが多く、個性的なデザインのフレームは深さが無い場合いが多いので、足を付け足す加工をします
額装は、中身を引き立てる役目と思いますので、Simple is Best のフレーム選びをしています。
硬い地肌を引き立てる、別珍やベルベットが最適です！
BOX構造の額装は、表面のアクリルと裏板との間にスペーサーを挟みます。
磁器や陶器の硬い肌を引き立てるには、柔らかい布が効果的ですので、裏板とスペーサーには、別珍やベルベットの共布を張ります
深い緑色の別珍は、しっとりと落ち着いた良い雰囲気に、黒のポリエステルのベルベットは、今風のおしゃれな感じに仕上がります。
ポリエステルのベルベットは、接着剤が効かないので、何倍も手間が掛かります
お皿を固定するアタッチメントも､お皿の表情に合わせて選びます
お皿を額に固定するには、皿止めのアタッチメントが欠かせません
背の高さが3cm以内のお皿には、左の透明な樹脂製アタッチメントが使えます。
それより背の高いお皿には、右のステンレス製の金具を使用します。金属製の方がしっかりつきますが、固定用の爪が少々無骨で気になる場合があります
今のところ、お皿を簡単にしっかり固定するには、この2種類のアタッチメントの使用となります。最近、金メッキを施した綺麗な爪が見つかりました。少々工程と価格に難がありますが、使えるのではないかと考えています
気が抜けませんが、やりがいの有る楽しい仕事です
フレーム、アクリル、スペーサー等を組み合わせて完成です
お皿を固定するアタッチメントの足部分が裏に出てくるので、可能な限り2重底にしてきれいに仕上げます
壊れ物を額装するわけですので、終わるまで気が抜けません
完成するとほっとしますが、お皿は額映えするものが多く、やりがいの有る仕事のひとつです
お皿のおまかせ額装を承ります
額縁サイズ350×350mm
約¥24,000でお作りできます。
額縁サイズ330×330mm
約¥27,000でお作りできます。
ご注文に合わせて額縁をお作りします
左上の額装は、著名な漫画家の方が描かれた、直径28cmの絵皿です。黒の内側にブルーの鮮やかなラインが入っている硬質なフレームです。お皿のバックには、漆黒のベルベットを貼り込んで、黒の中からお皿が浮き出るような演出が、お客様のご要望でした
新しく出されるお店のインテリアにとご注文を頂きましたが、とても新しい感覚のドイツ製フレームで、最近の店舗デザインに合いそうです
「こちらの額縁は35×35cmで¥24,000程（税込み）でお作りできます。なお、このサイズはガラスの入る部分を指しますので、外側は一回り大きくなります。
入れるお皿の大きさで額縁のサイズが変わりますし、使用する材料でも価格は変わってきますので、大体の目安としてお考え下さい。
おまかせ頂いてお作りしました！
左の額装は著名な物故作家制作のお皿です。
直径が20cm程、深さは5cm強あります。
大きめにとのご注文で、若干大きめにお作りしてあります。
和風の皿なので、フレームも和テイストの物をお選びしました。ホワイトアッシュ材の美しい塗装がなされているとてもきれいなフレームです
こちらは、最近発売されたステンレス製の取り付け金具を使用しました。
この金具のおかげで、背の高い皿や大きな皿も額装できるようになりましたが、この大きさだと爪部分が少々無骨かなと思います。
この額装の後、金の綺麗な金具が見つかりました。次回はそちらを使用することも出来ます
こちらの額装で、￥27,000程でお作り出来ます
おまかせ額装のお勧め
当店当てにお皿をお送りください
おまかせ頂ければ、お皿を引き立てる額装をさせて頂きます
なるべくご希望も取り入れてお作りしますので、お気軽にご用命ください
